2022 02.22

温かく迎えてくれるみんなの故郷「くのわき」

「くのわき」をみなさんご存知でしょうか？

川根本町南部にある久野脇集落と三津間集落を合わせて「くのわき」と呼んでいます。
今回はこの地域で活動している「くのわき未来の会」の皆様にお話を伺ってきました。

遡ること5年前、代表である筒井さんを中心に、「くのわきの文化や風景を未来に残したい。誇りを持てる故郷にしたい。」という思いのもと創られたのが「くのわき未来の会」。

「くのわき」に熱い思いを持ったみなさんが暖かく迎えてくれました。

今年初のイベント！恋がね農園で収穫&畑整地作業

塩郷の吊り橋を渡りきり、お茶畑に囲まれた一本道を下っていくと恋がね農園が見えてきます。

この恋がね農園は、地域外の人との交流をしながら、季節ごとの旬な農作業を体験することができる施設になっています。

取材当日は今年初のイベント「収穫&畑整地作業体験」が行われていました。
昨年植えた、じゃがいもや大根、ロマネスコなどを収穫し、機械を使って畑を耕して整地する体験が実際にできるイベントです。

別途料金をお支払いすれば、自分の収穫した野菜を持ち帰ることも可能です。

今回の収穫・整地作業では、お子様でも参加可能で、慣れない機械に苦戦しながらも楽しんで体験していました。

スタッフの方が一緒に整地や作業を行ってくれるので、はじめての方でも安心して参加することができます。

たくさんのお野菜の中でもスーパーではあまり見られないロマネスコは、大人の手よりも大きく、見たことのない奇抜な形に驚きが隠せません。

恋がね農場の野菜たちは無農薬で作られているので安全で安心。おいしくて健康にも良いと言われるオーガニック食材を、採れたてで新鮮なまま頂けるのも魅力ですね！

これから大人も子供も楽しめる農業イベントも増えていくそうです。

春になったら花桃や梅を植えるイベントや、川根茶に関するイベントなどもあるので、楽しみがいっぱいですね。

くのわきを歩いて巡る

収穫&畑整地作業のイベント後には、おすすめスポットを案内していただきました。
くのわきを巡るのに必須なのが「くのわき散策マップ」。

くのわき未来の会では、たくさんの方にくのわきの魅力を知って欲しいという思いから「くのわき散策マップ」というものを作っています。このくのわき散策マップは「お休み処まきや」と「恋がね茶屋」でもらうことができるので、ぜひ初めに立ち寄ってみてくださいね。

ただ、くのわきを巡る際のいちばんのおすすめは、現地のガイドさんに案内してもらうこと！事前にHPにお問い合わせいただくか、「お休み処まきや」に電話することでガイドの予約ができます。くのわきを初めて散策される方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

①ビュースポット（お休み処まきやから佐沢薬師堂の間）

休処まきやから佐沢薬師堂の間の道を進んでいくと、第1のビュースポットにたどり着きます。
久野脇地区の集落が一望でき、爽やかな空気に癒されることでしょう。

奥のキャンプ場には桜の木が植えられているので、春になると青い空、茶畑の緑、桜のピンクという鮮やかな景色を見ることができそうですね！

②佐沢薬師堂と「鵜山の七曲がり」ビュースポット

案内板の前のスペースに車を停めて外を眺めてみると、山々に挟まれた大井川が。

さらに階段を登っていくと、佐沢薬師堂の本殿が見えてきます。

佐沢薬師堂は縁結びの神社としても有名で、ガイドさんと一緒にいくと「どんな神様が祀られているのか」など、説明をうけることができます。

とっても楽しいお話がたくさんあるので、ぜひ当日聞いてみてくださいね！

さらに進んでみると本殿の横に「子持ち石」という石があります。

この石に座ると「薬師堂で結ばれた夫婦でなくても子供を授けてくれる」といわれ、この石に座るために来られる方もいらっしゃるそうです。

「子持ち石」は祀られていて座ることはできませんが、同じ力の石が向かって左手にありますので、こちらに座って願をかけてみてはいかがでしょうか。

絵馬は、「お休み処まきや」か「茶農業協同組合」で購入することができますので、事前に購入してから向かってみてくださいね。

③ぬた平のビュースポット

ぬた平のビュースポットでは塩郷ダムとお茶畑が一望できます。
ポカポカと暖かい陽気に照らされて、川根茶を一杯…そんな贅沢もたまにはいいですよね。

今回はビュースポットを中心に散策してきましたが、他にも八幡神社や、花桃や梅園など素敵なスポットが盛りだくさん！ぜひガイドをつけ、マップを参考にしながら巡ってみてください。