2022 03.30
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限定川根茶のお取り寄せをしてみた!
静岡県といえば「お茶」が浮かぶほど、静岡県は日本一のお茶の産地でも知られています。
そんな静岡県の中でも、川根本町で作られる川根茶は、南アルプスの気候や風土の恩恵を受け、
全国茶品評会において、最高賞となる優等を毎年のように獲得しています。
そんなお茶を気軽に楽しめるのが「フォーレなかかわね茶茗舘」。
ここではお茶を淹れる体験をしながら、リーズナブルに川根茶を楽しむことができます。
通常は川根時間という、全国茶品評会入賞茶の呈茶ができるイベントがありますが、
今回はコロナ渦のため、「川根時間限定茶」をお取り寄せしてみました!
今回お取り寄せしたのは「川根時間限定茶」。
川根時間限定茶は「極セット」と「匠セット」の2種類を販売していますが、今回は欲張って2種類ともお取り寄せしてみました!
現在は、フォーレなかかわね茶茗舘販売棟の「緑のたまてばこ」さんにて購入、お取り寄せができます。ぜひお電話で問い合わせてみてください。
10農家・10種のお茶を楽しめる「匠セット」
こちらの大きな「匠セット」の箱の中には10農家・10種のお茶が入っています。
同じ川根茶でも十人十色という表現が合うほどに、茶葉の色の違いや、香り、味の違いを楽しむことができます。
例えば藤中農園さんの「清風」というお茶は、渋みが少ないのでとっても飲みやすい味でした。
色合いからも香りからも爽やかな新緑を感じさせます。
口当たりもよく優しい味わいなので、お子さまと楽しむのも良さそうです。
2つ目のお茶は、小平園さんの「川根烏龍茶」。ふわっと香るお花のような豊かな風味が特徴的でした。
飲む前に香りから楽しんでいただくのがおすすめです。
2つのお茶を比べただけでも、味や香りに違いがありますので個性豊かな味わいを堪能しながら、飲み比べてみてくださいね。
おまけでついてくる茶歌舞伎セット
「匠セット」を購入するとおまけでついてくるのがこちら。
箱の中には、数字が書いてあるお茶が贅沢にも5袋入っています。
この5つのお茶袋の中には「花・鳥・風・月・客」の5種類のお茶が入っていて、” 茶歌舞伎 ”と呼ばれるお茶の種類や産地を当てるゲームを楽しむことができます。
それぞれのお茶の特徴や淹れ方の書かれた紙も添えられていて、ゲームを楽しむだけでなく、お茶についての知識を深めることもできます。
茶葉の色や艶の違いを観察し、飲む前に香りを嗅ぐ…。
これだけでツウになった気分になれますね。
日本屈指の希少茶「極セット」
「極セット」の中には、全国茶品評会の煎茶の部で上位入賞したお茶が5種類入っています。
それぞれのお茶に生産者の名前が書かれており、別紙にはお茶の詳細も記載されています。
今回は入賞した「普通煎茶」が4袋、「釜炒りの茶」が1袋入っていました。
日本茶の大半が、煎茶のように高温で蒸すことによって発酵を止めていますが、釜炒りの茶は釜で炒ることによって発酵を止めています。
炒るという工程が入ることで、蒸し製とは異なる独特の香ばしい香りや風味が生まれているので、ぜひその違いも味わってみてくださいね。
川根茶の美味しい淹れ方は!?
それでは、早速お茶を淹れてみたいと思います。
風味豊かな川根茶は、一煎・二煎・三煎目とお湯の温度を上げ茶葉を蒸らす時間を変えることで、旨みや香りなど味の変化が楽しめるそう。
公式のホームページを参考に実際に一煎目から三煎目まで淹れてみました!
https://chameikan.jp/
一煎目
まずは、急須のふたを開け、茶葉をすべて入れます。
袋を開けた瞬間からふわっとお茶の香りが広がるので、飲む前から幸せな気持ちになります。
続いて、湯のみにポットで沸かしたお湯を6~7分目まで注ぎます。
この工程は普段行わないことが多いですが、湯のみを温めたりお湯の分量を測るために行うそうです。
お湯の量が測れたら、湯のみのお湯を湯冷ましへ注ぎ、60~70度くらいまで冷まします。
初めて本格的にお茶を淹れたので今まで知らなかったのですが、湯冷ましに一旦お湯を移すことで湯呑みが温まりすぎるのを防ぎ、お茶に最適な温度に調整するそうです。
少しの温度変化で味が変わってしまうので、とても大事な工程ですね!
しばらくして温度が下がったことを確認したら、お湯を急須へ戻し、ふたをして40~50秒ほど待ちます。
そうすると、お茶の葉が少しずつ開いてやさしい香りが広がっていきます。
最後に、お茶を温めておいた湯のみに注ぎます。急須を一気に立て、最後の一滴まで注ぎ切ることでこの後の二煎目、三煎目まで香味を残すことができるそうです。
二煎目
ポットで沸かしたお湯を湯冷ましの半分程度まで注いでいきます。
そのお湯を急須へ注ぎ、ふたをして一呼吸おきます。
お茶を湯のみに注ぐ時は、一煎目と同じように急須を一気に立て、最後の一滴まで注ぎきります。
三煎目
急須にポットのお湯を茶葉が浸る程度注ぎ、ふたをしてひと呼吸。
一煎目、二煎目では事前にお湯を湯冷ましへ注ぎ、温度が下がるのを待ちましたが、三煎目ではポットのお湯をそのまま注いでいきます。
そのままお茶を湯のみに注いでいきます。
三煎目は、味も濃く深みもより引き立つため、お茶菓子と一緒に頂くのがおすすめです。色も一煎目よりもだいぶ濃くなったことがわかります。
同じお茶でも、淹れ方ひとつで味も香りもかなり変化していきます。
熱々のお湯を入れると味が濃くなったり、急須にお湯を注いでから待たずに湯呑みに入れることで味が薄くなったり…。
お茶は気持ちをこめることでおいしくなると言われていますが、今回は淹れ方による味の違いを改めて実感しました。
ぜひ皆さんも忙しい毎日の息抜きがてら、ゆっくりお茶を入れながら心を癒す時間にしてみてはいかがでしょうか?